ごとばいん芸術文化祭　「匠café」でワークショップを開催しました。
後鳥羽院さんとの関連ワークショップを開いて欲しいということで、以下の企画を考えて島の高校生と一緒に島で撮影しながら最後にはポスターを一緒に制作しました。

泣かないで！ごとばんさん！！

後鳥羽院さんの歌に　写真と言葉で現代版の返歌をしよう。

以下、当日参加者さんに配った挨拶文です。

「悲しく哀愁のある歌をたくさん隠岐でお残しになられた後鳥羽院さん。

最近では後鳥羽院さんは隠岐においても京都でお過ごしになっていらっしゃった時のように、日本文化の研究と挑戦にエネルギーを注がれていたのではと研究が進んでいるそうですが、歌の多くからは遠く離れた都会をお想いになり、泣き明かされた日々が伝わります。

だけど、私は思いました。ちょっと待ってよ！後鳥羽院さん！！と。涙をふいて、もっとちゃんと隠岐を見て！と。

この隠岐島は800年の時を経て、島の人々の努力の結果、都会から憧れと希望を持って、たくさんの移住者や島留学生、観光客が訪れる場所になりました。

だけど、都会からやってくる人の多くは800年前から変わらない、島の自然やそこから眺める大海原、人とのふれあいや島の文化を感じにきているのではないでしょうか。

目の前の風景は見る人の心持ちによって変わります。

私は皆さんと一緒に後鳥羽院さんにそのことについて語りかけてみたくなりました。

そこで今日は、後鳥羽院さんの歌への返歌の代わりとして、

みなさんが撮った好きな隠岐の風景や人物の写真とキャッチコッピーと共に一枚のポスターを作りたいと思います。

キッチンミノル」

・参加者さんの作品

キッチンミノル作例