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12/11 2024

《連載》絵本への道。『つなげるつながる山のしごと(仮)』木工家具の工房に行ってきました。

来年5月に発売予定で、山の仕事を追った写真絵本『つなげる つながる 山のしごと 〜山から麓へへ 過去から今へ 今から未来へ〜(仮)』の取材が大詰めを迎えています。

この日は、木が山から下ろされて、市場、製材所をへて家具工房へやってきて家具の材料作りを取材しました。

木材は製材した後乾燥させます。乾燥させると水分が抜けてどうしても歪みが出ます。

自動鉋盤

そこで乾燥させたら木材の一つの面を最初に平らに削り、基準面を作ります。その隣の面を直角になるようにまた削ると基準面が二つになり、反対側の面を簡単に平行に切り出すことができるようになります。

加工する前した後となんども木を計る

木は同じように見えて、一つ一つ個性があるので、それを意識しながら加工していくと言っていました。同じ木から切り出された木材でも場所によって違うそうです。それは大変ですねと僕がいうと、それが面白いんですよと濱野さんは笑顔で答えてくださいました。

子どもも向けの机作り体験の講師も務める濱野さん
当て木を使って切れ目を綺麗にする工夫も
仕上げはサンダーという電動やすりですべすべに

関谷工房長は木を加工してヤスリをかけて木目がどんどんきれいに出てくるのがうれしいと言っていました。山の仕事も理解して、いまどんな木が山にあるのかを時々見にいくのも楽しいと言っていました。

この木は新一年生が自分の机を自分で作るワークショップの材料になります。絵本の中でも子どもたちが作っている風景を載せる予定です。

ワークショップはこちらから

工房の皆さん、年末のお忙しい時に無理を言って撮影させてくださいましてありがとうございました!!