写真部門 Photography

09/09 2024

ごとばんさん芸術文化祭サテライトWSを開催。

海士町と会話を楽しむ隠岐神社宮司の村尾さん。

谷中と隠岐島海士町とをオンラインで繋ぎ、後鳥羽院が詠んだ歌を学び、それに返歌をするというワークショップを谷中のさんさきカフェさんで開催しました。

隠岐の歌人、榊原さんから和歌の解説を聞く
返歌を考える参加者さんたち。

このワークショップは去年、島の高校生向けに考えたもので今回は島だけでなく、東京でも開催する子になりました。

島でのWSでは自由な言葉と写真で返歌をするものでしたが、東京では和歌に特化して開催しました。この返歌に対し、島の方が写真を撮って一枚のポスターにするというWSが今月末に開催されます。
ポスターになったものは島内に掲示されると共に、今回参加してくださった方にも届く仕組みです。

東京と海士町とがゆるやかにつながっていければと思っています。

壁には日本画家の林さんが今回のために描いた後鳥羽院の有名な和歌が。後鳥羽院が島に来た際、波が荒れていて島に近づけなかった時に読んだ歌と伝えられている。
後鳥羽院は海人の人々にごとばんさんと呼ばれ、今も隠岐の守神として島の人に親しまれている。
代々隠岐神社を守っている村尾宮司と共に。
最後は毛利さんによる蓄音機の会

イベントの最後は、作家の毛利さんの蓄音機で与謝野晶子などが残した朗読のレコードを100年前に作られた蓄音機で聞きました。当時の空気まで流れてくるような感覚になりました。

最後はスタッフのみなさんと一緒に直会(なおらい)を。
海士町ではイベントが終わると直会という名の打ち上げが必須。直会がしたいがためにイベントを開くという場合もあるという噂。

今日も、直会だからこそざっくばらんな話で盛り上がり、海士町スタッフの田中さんの重度な旅好きが発覚。今まで一番好きだったのはブータンだったという話を受け、昔から海士町ではブータンからの視察団を受け入れをしているというびっくり情報が。なぜ視察団を受け入れているのかについて真相は誰も知らなかった。そして、8年前に谷中から海士町に移住したデザイナーの南さんが講師として視察団の方々の町のシンボルマークを作るというWSを毎年しているとのこと。話をきいているだけでも、楽しそうでした!
南さんにイェーイとされているのがさんさきカフェオーナーの大野さん。この一枚で彼の人気のほどが窺える。