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11/02 2024

《連載》絵本への道。『まもれ!げすいどう!!』旧三河島汚水処理場ポンプ場施設見学

下水道は人が多く集まるところで必要な施設。必然的に日本の近代下水道の歴史は東京から始まります。

下水道菅の上で説明を聞く

江戸時代末期に神田で日本で初めて下水道が作られたことは、先日訪ねた小平ふれあい下水道館で勉強したのですが、当時はそのまま海にやら川に流すだけ。それだと、不衛生だし、人が増えるとどうしても問題がでてきます。そこで大正時代に下水を浄化するための施設が三河島に造られました。ここは、いまも下水を処理する水再生センターとして稼働していますが、敷地の入り口には大正時代に建てられ、現在は重要文化財として登録されているポンプ場が残されています。

下水はむかし川だったところを利用したりして、自然流下を利用して水再生センター(下水処理場)までやってきます。ただ、そのままだと地中深くに下水道管があるので地上にある施設に水をあげなければなりません。そこで登場するのがこのポンプ場。ポンプを使って下水を汲み上げ施設へと運ぶのです。

HPから申し込むと見学ができます。

小平で予習をしていたのでナビゲーターのおじさんの説明がよく分かりましたが、なかなか難しい用語も多々あり初めての人にとっては理解するのが難しいかもしれませんが、建物の中は圧巻です。

下水道の施設はやっぱり迫力があっていい!
この面白さを入り口にして、下水道の大切さや魅力が伝わる本にしなければと強く思いました。